7月28日(土)ロードショーの「夕凪の街 桜の国」を観てきました。映画の場所は広島。広島といえば自分はお好み焼きをまず思い浮かべるのだけれど、そのくらい、今回のテーマの被爆について知らないのです。広島に原爆が落とされたことは知っているけれど、その後の広島のひとたちの暮らしについて知っていることはほぼ無し。映画では原爆投下の場面よりも、原爆が落とされて(「落ちた」ではなく「落とされた」と映画でも強調)、人々がどう生きているかに焦点があてられています。
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原爆が出てくる映画はこれまでもあったと記憶していますが、あまり気が乗らず、観れません。核反対を訴えるテーマだと逆に観づらい。それは、美味しいからといっても味の濃い料理は食べられないのと同じです。でもこの「夕凪の街 桜の国」は視点が普通の人々だからなのか、自然と核の恐ろしさと生きることの幸せを感じさせてくれる映画だと思います。映画に出てくるひとも、当時としてはおそらくごくごく普通の人々。ただ、被爆経験がある、それだけの違いだったんだと思います。
普通の生活が映画になっているので、あらすじを読むと内容がわかった気になりそうですが、そこは製作者のうまいところ。映画では見事に感情移入させられ、試写会の会場ではすすり泣く声があちこちで聞かれました。今まで知らなかった広島の人々の現状を知ることでの悲しさと同時に、望んでいなかった状況の中でも生きていくことの幸せの2つが同時に感じられ、さらには観終わったあとに自分自身と家族、友人についても考えざるをえない作品です。
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